選挙活動も残り2日間。
「限りなく0円に近い選挙活動」を目指し、「選挙にはお金がかかる」のステレオタイプに前回の市議選同様、挑んでいます。
前回の選挙で、僕が使ったお金(自腹分)は122,095円。
以下、著書「おいしい地方議員」より一部抜粋。
「地方選挙はやり方によって12万円で当選できるのだ。供託金(出場料)だけで何百万円もする国政選挙に対して、一般市民にでも無理なく始められるのが地方選挙である。」
僕の選挙はすべてボランティアの方で成り立っている。そこがこれまでの一般的な選挙運動との最大の違いだ。企業やある特定の組織から支援または寄付を受ければ彼らが議員をコントロールする。逆に市民に支えられれば市民が議員をコントロールする。簡単にいうとそういうことなのだが、この差は実際に議員になってみるとすごくよくわかる。
<2023年秦野市議会議員選挙、伊藤大輔収支報告>
支出 27,500円
①新聞折込料(A4ビラ) 14,850円
②タスキ 12,650円
収入 0円
「陣中見舞い」という形の現金(いくら入っていたかはわからない)を2件、丁重にお断り。(選挙自体にお金がかからなければ、実質的な選挙協力金である「陣中見舞い」というカルチャーも存在しなくなるのではないか。)
別に選挙にお金をかけることも、選挙カーを出すことも、自由だし、否定はしない。お金をかけていないこと自体を自慢したいわけでもない。ただ、僕は「選挙にはお金がかかる」というイメージを払拭し、一般市民から立候補者を増やすための”障壁”を少しでも取り除きたい。
今回の秦野市議会議員選挙に出馬した新人17名の方のうち、「本を読みました」と言ってくれた方は、なんと11名もいる。
もちろん、お金をかけなくとも選挙はできるから、彼らが立候補したわけではない。しかし、その”敷居”を少しでも下げることに貢献できたのではないかと考えている。
市民の方には、選挙カーによる名前の連呼や選挙ポスターによるイメージだけで、候補者を判断するのではなく、その人の”主張”をしっかり聞いた上で、投票先をどうか決めてもらいたい。
よろしくお願い致します。
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