昨日は、北地区の園・小・中学校連携による、災害時対応のための「引き取り訓練」が行われました。
子どもたちと一緒に通学路を歩いて帰り、改めて思わされたのは、二つ。
1、この環境抜群な通学路や戸川地区の自然を、将来、この地区で暮らす人々のために、必ず残さなければならないということ。
2、この通学路で通う子供たちの親御さんは、新たな企業誘致(2019年に大手飲料メーカー進出の話はなくなった)や新しい大きな道路(菩提・横野線、幅員16m)が作れられることを、どのくらい知っているのだろうか?ということ。
戸川地区における開発は、今年度中の組合設立や事業認可を終え、いよいよ来年度から本格的な工事が始まる予定です。
新しい道路(菩提・横野線)や市道51号線の拡幅工事が始まれば、10年以上もの長い間、市道51号線で通う子供たち(小・中学校合わせて約1,000人以上)を巻き込みます。
大型トラックの脇を、”豆粒”のようにランドセルを背負って通う小学生の姿を、工事現場などでよく見かけます。こうした状態が10年以上も続くなんて、、、
北地区にお住まいにならない市民の方は、ご自身とは関係のない話だと思われるかもしれませんが、(1)戸川土地区画整理事業(2)都市計画道路事業(3)矢坪沢水路整備事業、この三つの事業に投入される市税の合計は約50億円(以前の46億円から矢坪沢水路整備の計画変更によりアップ)。現市長のプロジェクトでは、中学校給食費が約80億円なので、それに次ぐ大型事業なのです。
こんな市の命運を左右するくらいの規模の事業なのに、秦野市議会では、大したメリットも語られずに、政治家を含め、利権にあやかろうとする一部の人たちの力によって、強力に推し進められようとしています。
この事業のメリット・デメリットの話は、これまでの議会活動やマスコミを通して、僕は散々してきたつもりです。しかし、悔しいのが、専門的な話になると、どうしても話がややこしくなるので、多くの人(市民)には届かないということ。反対に、賛成派の議員は、大したメリットも語らずに(下記動画参照)、黙って「いいね」のボタンをクリックしているだけのようなものです。
50億も使う事業なのに、大したメリットも語られずに、一部の人たちの利益のために行われるこの事業が、僕にはどうしても許せません。
そして、”犠牲”になるのは子供たちなのです。
令和4年6月定例会(質疑)
議提議案第3号 戸川土地区画整理事業を強力に推進することを求める決議について
伊藤大輔vs賛成議員(動画再生時間0:39:50〜)
令和2年9月定例会(一般質問)
戸川土地区画整理事業のメリットとデメリットについて
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